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2009/06/07

陶磁器

家庭の食卓、料理屋のカウンター、料亭のテーブルに並ぶ料理は様々な器に盛られます。高級料亭では一皿何百万円もする器が使われるほど料理の演出に陶磁器は欠かせないものです。皆さん、陶器と磁器の違いを知っていますか?
陶器は土物と言って「土(粘土)」を、磁気は「石」を原料に作られるものを指します。磁器で有名なのは佐賀の有田・伊万里焼、石川の九谷焼、愛媛の砥部焼等があります。陶器は岡山の備前焼、滋賀の信楽焼、佐賀の唐津焼、山口の萩焼等々です。有田の赤・九谷の黄色・織部の緑・砥部の青などそれぞれの焼き物には色彩や画風に特徴があります。
焼き物の世界には人間国宝に指定された方が何名かいます。代表的なのが「三右衛門」と言って有田の「柿右衛門」「今右衛門」唐津の「太郎右衛門」の三名です。このように九州は陶磁器に関る宝庫でもあります。食事をするとき一寸「器」にも目を向けると楽しさは倍増しますよ。有田の陶器市は毎年(4月29日~5月5日)に開催されます。