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2010/08/22

クラシック音楽

自他共に認める「音痴」の私であるがクラシック音楽を聴くことだけは趣味の一つに挙げてもよい。きっかけは大学3年の時、下宿の先輩が社会人となって最初の給料日に「亀さん、欲しいものがあったらプレゼントするぞ」で、買ってもらったのがウインナーワルツ集のLP盤だった。ヨハンシュトラウス二世の「美しき青きドナウ」、ヨハンシュトラウス一世の「ローレライ」等など毎日のように聴いた記憶がある。学生時代はワルツの様な軽快なリズムを好んで聴いた。ヴェルディの「凱旋行進曲」「乾杯の歌」、ビゼーの「カルメン」、エルガーの「威風堂々」など仕送りの小遣いのなかから飲み代で残った?お金でクラシックのLP盤を買い雨の日や休校の日は下宿で一人音楽鑑賞に浸った。
船乗り時代が読書も音楽も接する機会が多かったがクラシック音楽の歴史がどうのとか作曲者のプロフィールとかにはあまり興味が湧かなかった。偉そうな言い方をすれば「無」の境地で「聴く」音楽鑑賞が自分流であったが歳を重ねるうちに少しだけ作者に対する知識を求めるようになったのも事実である。
ヴィヴァルディの「四季」、ホルストの「ジュピター」、ドヴォルザークの「新世界」などが当時のお気に入りであった。
4年前、小生の「還暦のお祝い」にと5人の息子達が共同でモンブランの万年筆を買ってくれたがその時ショパンのCDも入っていた。もともとお気に入りの作曲家でもあったので最近では彼の曲を好んで聴く傾向にある。「幻想即興曲」「ノクターン」「華麗なる大円舞曲」「雨だれ」「別れの曲」は好きな曲である。
93歳で医者を引退した義父もクラシックファンで実家を訪れると自室から常にオペラが聞こえてくる。
小生の書斎のパソコンにも2000曲近いクラシックが収録されているが自室で一人静かに音楽に聴き入る時間は魂が癒される。